第14回朝日杯オープン戦 本戦トーナメント(11日、東京・有楽町朝日ホール)将棋の高校生タイトルホルダー、藤井聡太二冠(18)=棋聖・王位=が、決勝で三浦弘行九段(46)を逆転で破り、2年ぶり3回目の優勝を飾った。この日の準決勝では、渡辺明名人(36)=棋王・王将=を相手に、AI(人工知能)が勝率「1%」と予測するなかで大逆転。同棋戦では2018、19年に2連覇を果たしており、タイトル戦以外の一般棋戦優勝は銀河戦1回、新人王戦1回と合わせ5回目となった。
藤井二冠が、リモート観戦した全国のファンを熱狂させる激アツの戦いを見せた。
「優勝という結果が出たのは良かった。でもきょうの2局はどちらも苦戦。内容を反省して次につなげたい」。ステージ上で金のトロフィーを受け取った藤井二冠は、喜びながらも反省しきり。だが、どんなに劣勢でも勝負を覆す「終盤力」の強さが、この日も出た。
圧巻は準決勝。渡辺名人とは、昨年7月に初タイトルを奪取した棋聖戦五番勝負以来の対局。渡辺名人は、2年前の朝日杯オープン戦決勝での初対決でも藤井二冠に敗れており、「まとめて借りを返す」と燃えていた。
その言葉通り藤井二冠は中盤以降、劣勢に。だが、40分の持ち時間を使い切り、1分将棋になると、「開き直るしかないのかと思っていた」という驚異の粘りで、渡辺名人に食らいついた。
ぎりぎりの攻防で、両者ともに一つのミスも許されない最終盤、対局中継のAIが出した藤井二冠の勝率はわずか「1%」。だが、藤井二冠に重圧を受けながら渡辺名人が悩んで指した123手目が悪手となり、AIの評価は一気に逆転。渡辺名人はこのまま138手で投了に追い込まれ、「決め手をつかませてもらえない藤井さんの指し回しで、逆転されてしまった」と述べた。
藤井二冠は決勝でも終盤、絶体絶命の敗勢をひっくり返した。元棋聖の三浦九段に追い込まれ、AI評価値は一時「2%」まで急落したが、ここでも動じずに指し続け相手のミスを呼び込んで逆転。101手で敗れた三浦九段を「藤井さん相手にこれだけ指せれば十分です」と自嘲させた。
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2021-02-11 20:02:00Z
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