女優の大竹しのぶ(63)が、元夫でタレントの明石家さんま(65)が企画・プロデュースするアニメ映画「漁港の肉子ちゃん」(6月11日公開)の主演声優を務めることが1日、分かった。バラエティー番組では共演し、プライベートでも交流の続く2人が、映像作品で異色の元夫婦タッグを結成。互いの才能を熟知するだけに、さんまは「受けてくれてありがたい。頼りにしております」と全幅の信頼を寄せている。
原作は、ある秘密を抱えた漁港の母娘、肉子ちゃんとキクコの日常と奇跡を描いた直木賞作家・西加奈子のベストセラー小説。大竹は情に厚く、男にすぐだまされるけどポジティブ思考で周囲を幸せにする肉子ちゃんを演じる。
さんまの共同プロデューサーが肉子ちゃん役として大竹を推薦し、さんまは「それならオファーしてみてください」と承諾。事務所に正式オファーを送り、大竹の快諾を得た。
経緯を知らない大竹から「『どうしても私に』って言ったんでしょ」と突っ込まれたさんまが「それは言ってない」と笑顔で否定するやりとりもあったという。「海獣の子供」などを手掛けた渡辺歩監督が「パチンときた」と太鼓判を押す適役で、最初にキャスティングが決定している。
19年12月の日本テレビ系「誰も知らない明石家さんま」で離婚後初の2人ロケを行うなど、バラエティー番組ではたびたび共演。現在でも交流があるだけに、このほど行われた予告編のアフレコでも肉子ちゃんの関西弁を心配する東京出身の大竹に、さんまが「できると思うよ」と背中を押し、ディレクションを行うなど息の合ったコンビぶりを見せた。
原作を読み、笑って、泣いたという大竹は「さんまさんは、本当に人が笑っている顔を見るのが好きなんだなぁとしみじみ思いました。そこを壊さないよう、みんなにきちんと幸せを届けられるよう頑張ります」と意気込んでいる。
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2021-03-01 19:00:00Z
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