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恋人の亜弓とその娘・美波とともに彼女の故郷、宮城・石巻で再出発を図ろうとする郁男の姿を描いた本作。香取がギャンブル中毒でフラフラと生きてきた郁男を演じたほか、恒松が美波、西田が亜弓、吉澤が亜弓の父・勝美、音尾が亜弓の別れた夫・村上、リリーが郁夫を気にかける製氷工場の社員・小野寺に扮している。
香取は「初日からこんなにたくさんの方が来てくれて本当に幸せ者だと思います」と感慨深げな表情で挨拶。恒松は「郁男の大きな背中に愛を感じたり、怒りをぶつけたり、悲しみを一緒に共有したり、いろんな感情をぶつけた作品です」と映画への思いを語り、白石組の常連俳優である音尾は「監督が撮る世界の住人に香取さんが見事になっていらして、本当にすごい人だなと実感いたしました」と称賛の言葉を送った。
イベントではゲスト1人ひとりが事前に考案した「凪待ちクイズ」を実施。急なバラエティノリに、香取も「さあ! 凪待ちクイズ!」とスイッチを切り替える。リリーは「長いこと石巻にいたんですが、撮影が丸1日ないとか、朝終わることが多くて。毎日飲みに行ってたんです」と述懐し、「撮影中に、私は誰と一番たくさん飲みに行ったでしょうか?」というクイズを出題。音尾は自ら「僕です」と挙手するも、リリーは「1回スナックに行っただけですよ」と否定して笑いを誘う。
続いて白石が「太田くんです」と回答し、見事正解するが、キャスト陣はあまりピンときていない様子。リリーは「よくわかりましたね!」とびっくりしながら、「石巻在住の太田くん」という答えについて「撮影が終わる頃によく飲みの誘いに来てくれてたんです。僕もいまだにあの人が誰だったのかわからない」と撮影中は見知らぬ人とよく飲んでいたという驚きのエピソードを披露する。音尾は「確かにスナックに行ったときも、いらっしゃいましたね……」とその存在を認識していた。恒松と西田も一緒にカフェに行くなど、撮影中はキャスト同士の交流が盛んだったそうだが、唯一スケジュールが過密だった香取は「そんな時間まったくなくて、毎日ホテルの部屋で1人、牛タン弁当……」と肩を落とした。
最後に香取は「これまでは毎回『凪待ち』のテイストで舞台挨拶もやってこれたのに、初日だけ急にクイズが入ってきたんで、そっちのスイッチを入れることになりました」と苦笑い。さらに「2018年10月に完成作品を観てからずっと、早く1人でも多くの人に観てもらいたいと思える作品を白石監督が作ってくださいました」と感謝を伝え、「僕が演じた郁男は苦悩の中で逃げることばかりで先の見えない男。そんな人間でも踏ん張って、周りの方々との絆、優しさで、少しずつ光が見えてくれる、そんな作品になったと思います。この映画を観て皆さんの心に残ったものを周りの人にお話しいただいて、より多くの人に観ていただくことが本当の完成だと思います。今日は本当にありがとうございました」と舞台挨拶を締めくくった。
「凪待ち」は、東京・TOHOシネマズ 日比谷ほか全国で公開中。
https://natalie.mu/eiga/news/337615
2019-06-28 12:32:00Z
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