昨年1月、「週刊文春」(文藝春秋)に女性看護師との不倫疑惑を報じられ、翌日、引退宣言した元音楽プロデューサー・小室哲哉。今年10月には、「文春」と「女性セブン」(小学館)が小室の現状を取り上げたが、マスコミ内では「エイベックスの小室に対する扱いが大きく変わった」と言われているそうだ。
「小室は、昨年1月18日発売の『文春』によって、看護師A子さんとの不倫疑惑を報じられました。翌19日に記者会見を開き、不倫関係は否定したものの『この騒動のけじめとして、引退を決意しました』と発表。会見で小室は、2011年に妻・KEIKOが『くも膜下出血』で入院して以降、彼女を支えるために“精神的な支え”が必要だったと吐露したのですが、これで世間の同情を得ることになり、ネット上には『小室を引退まで追い込んだ「文春」は廃刊しろ』といった声が飛び交うようになったんです」(芸能ライター)
こうして小室は“無傷”で芸能界を離れ、一般人となったが、今年10月24日には「文春」と「セブン」が彼の“ウソ”を暴く記事を掲載。「文春」は、KEIKOと離婚調停中の小室がA子さんやその家族を自宅に泊めていたこと、一方「セブン」は小室が会見で説明したほどKEIKOの病状が悪くないことを、それぞれ報じていた。
「両誌の報道によって、小室は会見で自分に都合がいいよう、事実と異なることを話していた可能性が高まり、世間の風向きは一気に変わりました。ワイドショーなども追随し、“小室悪し”といった報道が増えたのですが、こうした状況が生まれた背景には、エイベックスの対応の変化も関係していたようです」(前出・記者)
エイベックスは、すでに一般人となった小室の報道を食い止めることもできたと考えられるが……。
「昨年の引退発表時、エイベックスは『天才プロデューサー』に相応しい、きれいな幕引きになるよう尽力したといいます。しかし、小室は不倫疑惑が取り沙汰された後もA子さんとの関係を断つことなく、贅沢な暮らしをあらためなかったといい、そんな小室の姿に、盟友・松浦勝人会長をはじめ、エイベックス関係者も呆れてさじを投げたそうなんです。なので、今年に入って明るみになった小室の現状に関しては、後追い取材をNGするどころか、積極的に“GOサイン”を出していたとか」(同)
そんなエイベックスは現在、合成麻薬MDMAを所持していた疑いで11月16日に逮捕された女優・沢尻エリカの問題を抱えている。
「沢尻には、日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告の主任弁護人で知られる河津博史弁護士が率いる“敏腕弁護士”がついたという報道がありました。このことからも、エイベックスが彼女を全力で守ろうとしているのがわかります。対する小室は、最後の拠り所だったはずのエイベックスからも見放されたため、一気にバッシングを浴びるようになったんです」(テレビ局関係者)
エイベックスのバックアップがなくなった小室は、“無傷”ではいられないだろう。しかし、自身の言動を振り返れば、自業自得と言えるのかもしれない。
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2019-11-27 12:58:00Z
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