45歳のムロが役者を始めて25年にして、映画で初主演を務める。サングラスで登場したムロは「初主演で調子に乗ってサングラスなワケではございません。左目が少し腫れていまして、それをひた隠しにするサングラスでございます。それも、よかったら記事にしていただけたら」と恐縮しながらあいさつした。
最後は「公開まで残り95日。どんなことがあっても作品は死なない。まずは観ていただくことが1番。この日、報告できたことをうれしく思う。どうか、この映画を覚えていただけたら」とメッセージ。「公開の日に、また皆さまの目の前に立って、感想を聞きに行きたい。恥ずかしいですが言います。泣いてしまう映画です。替えのマスクと替えのハンカチが必要です。忘れずに映画館においでください!」と呼びかけた。
そして、「最後にサングラスを取りたいと思います。この時代だから、スマホでもできるとおもうので、うまく(加工を)…」としながら「サングラスをかけて、すみませんでした」と律儀に謝罪していた。
フォトセッションでは、ウインクするなどで腫れをカバーし、笑いが。初主演作の晴れの日だったが、左目が腫れるムロらしさあふれる完成報告イベントとなった。
本作は、これまで『嘘を愛する女』、『哀愁しんでれら』などの作品を排出した映像クリエイター支援プログラム「TSUTAYA CREATORS’PROGRAM(TCP)」 の2016年準グランプリ受賞作品。ムロは、愛する娘を救おうと奔走する、お人好しで誠実な父親、御堂一男(みどう・かずお)を演じる。“主演オファー”の経緯を問われると「表立ってのオファーではなく、僕の映画デビュー作のプロデューサーさんが『この本を読んでほしい』と。それが、『さぬき映画祭』という映画祭の行く飛行機の中で読んだ。2時間弱の間で読みまして、まず何よりも飛行機の中で1人で号泣しまして…。機内がザワつきました(笑)。1つの脚本を読んで、ここまで泣いたのは初めて。『僕が演じていいという候補に入っているのであれば、ぜひやらせていただきたい』と飛行機を降りてすぐに連絡しました」と懐かしんでいた。
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2021-06-20 04:05:36Z
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