永山被告はスーツ姿に黒いネクタイを着けて法廷に現れ、終始、落ち着いた様子で弁護士や裁判官の質問に答えていました。
なぜ大麻をやめることができなかったのかと問われると「使用するとリラックスした気持ちになり眠れるのと、まさか自分が逮捕されるとは思っていなかったから」と話していました。
周囲からやめるように言われたこともあったと打ち明け、それでも続けた理由については「自分自身の甘さ」などと話しました。
裁判官からの「発覚したら多くの関係者に迷惑をかけると考えなかったのか」という質問には「想像したことは何度もあったが、まさか自分が捕まるとは、という気持ちでだらだらと続けてしまった」と答えました。
もっぱら自宅で大麻を使っていたことも明かしました。
密売人から大麻を購入していたという捜査段階の供述について聞かれると「そうです」と認めました。
どのように大麻を断ち切るのかを聞かれると「家族が見守ってくれている。自分の中の固い決意からだ」と話しました。
今後については「許されるのであればまた表現の仕事をしたいと思っている。そのために本を読んだり英語を勉強したり体を動かして生活しようと思っている」と答えていました。
永山被告の初公判では傍聴券の抽せんが行われ、東京地方裁判所によりますと、用意された19席の傍聴席に対して274人が希望し、倍率は14倍以上でした。
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2023-08-28 03:02:29Z
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