全世界でもここ日本が先行公開となる『名探偵ピカチュウ』(2019年5月3日)の公開を目前に控え、ワールドプレミアイベントが東京で開催された。(記事最後に写真ギャラリー109枚。)
新宿歌舞伎町のゴジラロードには、ピカチュウのカラーを再現した「電撃イエローカーペット」が出現。名探偵ピカチュウ役のライアン・レイノルズはじめ、主人公ティム役のジャスティス・スミス、ティムと共に謎を追う新米記者ルーシー役のキャスリン・ニュートン、ライムシティの刑事であるヨシダ警部補役の渡辺謙に、日本語吹替声優として竹内涼真、飯豊まりえ、そしてロブ・レターマン監督が登場した。一同はカーペットでたっぷりとファンサービスを行った後、トークセッションで本作の魅力を紹介した。
ライアン・レイノルズは、ポケモン発祥の地、東京のファンに感激した様子で「ここに来られて嬉しいです。ポケモン文化を、愛情をもって映画化しました。本当に本当に光栄です」と手を振って、「ピカピカー!」とお茶目な姿も見せる。ティム役のジャスティスは日本語で「日本に来れて嬉しいでーす!」とあいさつ、隣のライアンを驚かせた後、「実は僕の両親は日本で出会ったので、特別な場所なんです」と自身のルーツを明かした。
ティム役の日本語吹替版を担当した竹内涼真は、逆に「Hello everyone! Yeah, c’mon!」と英語で挨拶。「これしか喋れないんで、もうやめときます(笑)『名探偵ピカチュウ』に参加できて嬉しく思います。完成(版を)観ましたけど、ファンの気持ちを裏切らないです。」
ルーシー役のキャスリン・ニュートンも日本語で「みんな、観てねー!」とアピール。「絶対に気に入ってもらえるはずですよ!」そんなキャスリンの吹替を務めた飯豊まりえは「こんな場所に皆さんと一緒にいられるなんて」と感動しきり。「すごく感動するし、泣けるし、笑えるので、たくさんの方に観ていただきたい」と挨拶した。
ヨシダ警部補役の渡辺謙は「ポケモン発祥地の日本から、今作をお届けできて本当に嬉しく思います。劇場で泣いたり、笑ったり、ビックリして欲しいです」と語る。監督を務めたロブ・レターマンは「特にこの新宿に来れられたのが嬉しいです。(本作の主な舞台の)ライム・シティのデザインは、新宿にインスパイアされましたからね」と明かす。「だからこのエリアでプレミアができるというのは、すごく特別なことなんです。」
“電撃イエローカーペットを歩いた感想と、本作の見どころ”について尋ねられたライアン・レイノルズは、カーペットを見渡しながら「高校の卒業式もこれだったらよかったのに」とジョーク。ツボにはまった飯豊は大笑いした。「映画については、最先端の技術が凄いです。ポケモンが本当に生きているように活き活きとしているんですよ。」
小さい頃からのポケモンファンとして、本作への出演は「夢のよう」と語るジャスティス・スミスは、「カーペットで色々と声をかけてもらって、僕は日本語が分からないので何と言っているからは分からないけど、たぶん良いことを言ってくれてたと思う!」とコメント。続けて竹内涼真も「僕も色々な声をかけてもらったけど、何を言われたか覚えていないんですけど…、たぶんすごく良いことを言ってくれてたと思います」とジャスティスに被せた。「ポケモンの実写化は小さい頃からの夢。ライアンとジャスティスのお芝居が素晴らしかった分、日本語で声を当てるのがすごく難しかったですけど、英語でも日本語でも楽しめる作品になったはずです!」と自信を見せる。このコメントにはジャスティスも「絶対に日本語版で観ます!」と喜んだ。
キャスリン・ニュートンも「ポケモン初の実写化!夢が叶いました!」と大興奮。「映画の見どころは絶対にコダックです」、キャスリン演じるルーシーがパートナーとするポケモンはコダックなのだ。通訳が日本語訳を話すのを待つ間、隣のライアンとはマイクを通さない素声で「コダック可愛いよね!」「良いよねコダック!」と確かめ合っていた。
声優は初めての挑戦となった飯豊まりえは、「キャスリンさんのお芝居がすごく繊細で、そこに寄り添っていくのがすごく楽しかったです。噛み締めながらやらせて頂きました」と語る。見どころについては、「ゲームに出てくるように、ポケモンのタイプによって忠実に実写化されている。実際にポケモンがここにいたらこういう風になっているだろうな、というのが大満足なくらい再現されています。ポケモンファンの皆さんには堪らないと思います」と太鼓判だ。
イエローカーペットを見返した渡辺謙は、「日本では、黄色は注意して進めという意味。今日はこの長いイエローカーペットをコケずに済みました」とジョーク、聞いていたライアン・レイノルズは上手いことを言いますねといった顔で笑った。渡辺演じるヨシダ警部補は、ブルドックのようなポケモン「ブルー」がパートナーだが、彼女がすっかりお気に入りの様子で「家に居てほしいなと思っています」と語った。
ロブ・レターマン監督は「イエローカーペットはパーフェクト。他の色はありえませんでした」と大満足。「2年前にこの企画を始めたときから、株式会社ポケモンの皆さんには温かく迎えてくださいました」と製作の道のりを振り返ってから、「今作はポケモン・ファンへのラブレターです」と気持ちを込めた。
登場したキャスト陣はとにかく仲睦まじげ。特にライアン・レイノルズとジャスティス・スミスは何度もおしゃべりしながら笑いあい、またキャスリン・ニュートンと飯豊まりえも意気投合の様子で、2人で手を繋いだりハートマークを一緒に作ったりと息ピッタリ。ジャスティスとキャスリンも仲良しで、楽しそうに笑い合う様子が度々見られた。
イベント終了後のひとときには、『デッドプール2』(2018)ユキオ役でライアン・レイノルズと共演した忽那汐里も一瞬だけ登場。ライアンと写真撮影をした後、久々と思われる再会を喜び合っていた。
映画『名探偵ピカチュウ』は2019年5月3日(金)日本先行公開。
▼ 『名探偵ピカチュウ』の記事
『名探偵ピカチュウ』公式サイト:https://meitantei-pikachu.jp/
https://theriver.jp/pikachu-premiere/
2019-04-25 11:46:00Z
52781684720559
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