読売テレビ(大阪市)は5日、兵庫県宝塚市で4人が死傷した事件を報じた際に、事件とは無関係の男性の写真を誤って使用したとして、謝罪した。

誤使用があったのは、この日朝放送の「朝生ワイド す・またん!」(関西ローカル)と、同日午前1時30分~同6時すぎまで放送された系列日本テレビ制作のニュース番組。日本テレビのニュース番組については、読売テレビが素材を提供していたという。

同局は「事件とは無関係の男性の顔写真を容疑者と誤って使用していた」とし、使用した2枚の顔写真のうち「1枚が容疑者とは別人のものでした。写真を取り違えられたご本人からの連絡により、誤使用が判明しました」と経緯を説明した。

同時に「ご本人をはじめ、関係者の皆さまにご迷惑をおかけしたことを深くおわびいたします。チェック体制をより一層強化し、再発防止に努めてまいります」と謝罪した。

同局の総合広報部によると、番組を見た本人から放送後に電話があり、判明したといい、当人に謝罪をしたという。

この誤使用をめぐっては、この日夕の報道番組「かんさい情報ネットten.」の中でも謝罪した。