女優長沢まさみ(33)が15日、都内で、主演映画「MOTHER マザー」(大森立嗣監督、7月3日公開)の完成披露舞台あいさつに出席した。新型コロナウイルスに関する緊急事態宣言が解除され、100人規模での映画イベントは初めて。

初の汚れ役ともいえる、社会の闇に落ちていくシングルマザーを演じた長沢は「久しぶりのこういう公の場ということで、とてもうれしい気持ちです。映画が公開できると聞いてとてもうれしかったです。もしかしたら今年公開できないんじゃないかと思っていたくらいでした。映画館も開いてきましたし、体調と相談して映画館で見てもらえたらなと思います。私も映画館に足を運びたい」と話した。

オーディションを経て俳優デビューした奥平大兼(16)は、初の舞台あいさつだったが「すごい緊張するのかなと思ったら、思った以上に緊張しなくて困ってます」と余裕だった。

長沢と奥平演じる母子を惑わせるホスト役の阿部サダヲ(50)は「外に出られることがうれしい。久しぶりにカメラの音を聞いてうれしいです。こっちから見ている景色は一生忘れないと思います」と話し、ステイホーム期間中のことを聞かれ「続かないんです。漫画『鬼滅の刃』も4巻で止まってます。芝居が一番好き」。

感染対策のため、報道陣は1席おきに着席するなどの対策が取られた。