お笑いコンビ「爆笑問題」の太田光さん(55)が、日本大芸術学部に裏口入学したとする週刊新潮の記事で名誉を毀損されたとして、発行元の新潮社に約3300万円の損害賠償と謝罪広告の掲載を求めた訴訟で、東京地裁は21日、名誉毀損を認めて同社に440万円の支払いを命じる判決を言い渡した。
週刊新潮は2018年8月16.23日夏季特大号で「爆笑問題『太田光』を日大に裏口入学させた父の溺愛」と題した記事を掲載した。
判決で田中孝一裁判長は「取材源とされる人物が話した内容について、十分な検討や裏付け取材を行ったとは言い難い」とし、記事が真実であると信じる相当な理由があったとは認められないと指摘。「原告の社会的評価を看過できない程度に低下させた」とした。
謝罪広告については「各種メディアを通じて被害の回復を図ることが一定程度可能であるとの事情を考慮し、必要性が認められない」とした。
太田さん側は、中づり広告で写真を使われたのは、名前や写真から生じた利益を独占できる「パブリシティー権」の侵害に当たるとも主張したが、田中裁判長は「記事の見出しを補足する目的で使用されたものだ」として認めなかった。
新潮社は「大変残念で遺憾に思う。控訴して真実性を立証する」とのコメントを出した。
太田さんは埼玉県出身で、日本大中退後の1988年に田中裕二さん(55)と爆笑問題を結成。漫才や執筆業のほか、多くのテレビ番組で司会を務める。〔共同〕
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2020-12-21 01:22:01Z
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