2021年1月20日 4:00 120
これは昨日1月19日に行われた会見「柏木由紀 重大発表記者会見」で告知されたもの。柏木は今回のタイミングでavex trax内の独自レーベルYukiRingからKING RECORDSに移籍し、CDとしては2013年発表の2ndシングル「Birthday wedding」以来約7年5カ月ぶりとなるソロシングルをリリースする。プロデュースを手がけるのはBiSH、BiS、豆柴の大群、EMPiREらが在籍する音楽事務所WACK代表の渡辺淳之介。渡辺と柏木は以前、TOKYO FMの「TOKYO SPEAKEASY」に出演してトークしたことがあり、番組内で渡辺が柏木をプロデュースするという話が持ち上がった。その後、柏木のもとに
ラジオでの共演から約8カ月経ったこの日、会見では秘密裏に進んでいたプロジェクトの概要が明かされた。柏木は冒頭の挨拶に続いて、「2021年、30歳を迎えるタイミングでソロのシングルCDをリリースさせていただけることになりました。7年5カ月ぶりということで驚きましたが、新たにデビューするくらいの気持ちで一生懸命がんばっていきたいと思っております」と意気込んだ。その後、KING RECORDSの村上潔代表取締役社長からのメッセージが司会によって代読された。村上代表取締役社長は「いつもAKB48で弊社に多大な貢献をいただいている柏木由紀さんのKING RECORDSへの移籍、そして作品をリリースできることを大変うれしく思います。コロナ禍でのリリースは大変だと思いますが、エンタテインメントで人々を喜ばせるのが使命だと思っています」とつづり、レーベルとして柏木を全面的にバックアップすることを表明した。
新シングル「CAN YOU WALK WITH ME??」について柏木は、「これまでリリースした作品とはまったく違う、新たな柏木由紀の一面が感じられると思います」と説明し、続いて「AKB48=秋元康先生というイメージがあると思いますが、今回とあるプロデューサーの方にプロデュースしていただけることになりました」と話してステージに渡辺淳之介を招き入れた。柏木はラジオでの共演以降を振り返って「秋元先生から『柏木をプロデュースしてほしい』と連絡があったときは番組内のネタだと思ってましたが、本当に実現してうれしいです」と喜び、渡辺は「ラジオのときは僕も冗談だと思っていましたが、ぜひご一緒できればということで、今回プロデュースさせていただくことになりました」と、半信半疑のところから今回のコラボが決まったことを明かした。
渡辺の顔色をいつもうかがっていたという柏木は、「すごく怒っているところも映像で見たことがあるので(笑)。でも優しく的確にアドバイスしてくださって、自分にない一面を引き出してくれたと思います」とコメント。渡辺は柏木について「柏木さんは最高ですよ。14年間トップを走り続けている“AKB48の柏木由紀”をずっと見させていただいていました。自分がやっているグループは汚い、邪道という感じなんですが、柏木さんを見て、WACKのメンバーも見習わなきゃいけないところがあり、勉強になっています」と述べた。
続いて渡辺が「僕はいろんな仲間がプロデュースチームにいて。今日はサプライズでゲストを用意してみました」と話すと、柏木の頭に疑問符が浮かぶ。すると突然、柏木の背後から
クロちゃんは柏木を見つめつつ「アイドルを長く続けていてすごいですよね。今や化石アイドル、アイドル界の化石ですよね、現在進行形で。『一生私はアイドルです』って言う人がいたとしても、みんな卒業していくじゃないですか。でも柏木さんは48グループで渡り鳥のようになりながらも活動を続けていて。そんな人いないですから、先駆者ですよ」と賛辞を送った。そして渡辺が「僕もぜひ柏木さんには続けてほしいと思ってます。アイドルじゃなくなるとクロちゃんが恋愛したくなると思うので気を付けて」と話すと、クロちゃんはすかさず「でもゆきりんは全然タイプじゃない」と発言。「僕は前田あっちゃん(敦子)が好きで、以前あっちゃん王を決める企画でナンバーワンになって、本人が使っていたネックピローをもらったことがあって、それをジップロックに入れて、たまに匂いを嗅いでいたんです。でも匂いがだんだん薄くなってきたから、別の仕事で一緒になったときにあっちゃんに匂いをつけてもらおうと思ったんです。そしたらゆきりんが『あたしもー』ってスリスリしようとして。僕、あのとき本当に怒りましたからね!」と昔の出来事に怒り心頭。暴走気味のクロちゃんを横目に、柏木は「クロちゃんプロデュースだけは絶対にやめてください。絶対にやだ!」と言い放った。
嫌がる柏木に向けて、クロちゃんはすでに歌詞が浮かんでいると話し、「『大股開きで文明開花の音がする』とかね」とさらに暴走していく。渡辺が「新たな柏木由紀さんが見られそうですね」とひと言述べると、柏木は「ありそうで……すごい嫌です」と苦笑い。クロちゃんが「正直、渡辺さんはヤバいからね。僕でさえダメだろうなと思ったことにも『いいね』と言ってくれるから」と柏木に忠告するも、柏木は気圧されることなく、「私は今までそういうことがなかったから、新たな一面を出すということでその際にはこれからもぜひお願いします」と継続的なタッグを組むにあたっての展望を語った。
普段WACK所属アーティストが使用するスタジオでレコーディングを行ったという柏木。ボーカルブースにカメラが設置されており、歌っている姿をスタッフに見られるというシチュエーションに緊張したという。これについて彼女は「でもすごく褒めながら進めてくださったので楽しく歌えました」と歌入れ時の感想を語った。さらに楽曲については「私がこの先も歌を歌い続けていきたいという思いを渡辺さんが理解してくださって、それを曲に詰め込んでくれて、ファンに向けた曲にもなっています。柏木由紀は歌が好きなんだな、こういう気持ちでアイドルをやっているんだなということ、30歳を迎える等身大の私の気持ちが伝わると思うので、楽しみにしていてほしいです」とコメント。渡辺は「柏木さんの内面や思っていることを強く楽曲で表現できればと思っていました。素の部分と言いますか、柏木さんが伝えたいことを膨らませた、カッコいいよりのエモーショナルな感じの曲になっています」と楽曲を説明した。
会見の終わりに記者から「クロちゃんから『化石アイドル』と言われたがAKBにはこれからも居続ける?」と質問された柏木は、「7月に30歳になるけど、これからもアイドルで居続けたいです。でもAKBとしてどうなるかは……本当にわからないですね(笑)。でも渡辺さんとご一緒させていただいて、アイドルとしてもっとやりたい気持ちが強くなりました」と回答。さらに“しぶとかわいく”アイドル人生を歩んでこられた秘訣を聞かれると、「シンプルにファンを大事にすることかなって思います。アイドルがたくさんいる中で、私は長くいるほうで」と答え、続けて「あとは体力の限界、頭脳の限界。振り付けを覚えるのが確実に遅くなっていて、新人じゃないのに覚えきれなくて居残りすることが最近あります」と述べた。「体力の限界ってお相撲さんじゃないんだから!」とクロちゃんからツッコミを受けつつも、柏木は「楽しいと思っているうちは、皆さんに元気を与えたいです」「渡辺さんのプロデュースでAKBや私、そしてWACKのファン、それ以外の方々に歌を届けたいです。楽曲で少しでも誰かの支えになれたら」と笑顔を見せた。
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2021-01-19 19:00:00Z
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