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明石家さんま、笑福亭仁鶴さんへの恩義語る「爆笑三段跳びの前説で鍛えられて…」 - スポーツ報知

 お笑いタレントの明石家さんまが21日、MBSラジオ「ヤングタウン土曜日」(土曜・後10時)で、17日に骨髄異形成症候群のため84歳で亡くなった上方落語の重鎮・笑福亭仁鶴さんとの思い出を語った。

 さんまは仁鶴さんについて「いまの吉本を作ったと言ってもいいぐらいすごい。やすきよ・三枝・仁鶴が吉本をぐっと引っ張って。アイドル的な人気で、出てきたら天井が落ちるんじゃないかという歓声が沸くんです。出てきて、ピンであそこまでの大爆笑は、後々出てこないと思う。漫才であるやろうけれど、ピンで落語で、あそこまでの笑い。それに近い笑いは(桂)文枝兄さんと(月亭)八方兄さんが取ってはるやろうけれど」と人気ぶりを懐かしそうに語った。

 そして「僕が売れたのは、会社に知らしめてくれたのは『爆笑三段跳び』という(仁鶴が登場する)番組の前説」だったことを明かした。「爆笑三段跳び」とは読売テレビで放送されていた「笑福亭仁鶴の爆笑三段跳び」。

 ある時、仁鶴さんが仕事のため遅れるため「1時間半つないだことがあるんですよ。それで、会社があいつら凄いぞってなって」仁鶴さんのはからいもあり、番組に出演できることになった。「なんかボケたら『これは前説か』と言って突っ込んで笑いを取っていただいて」とうれしそうに語った。

 そして「僕が今あるのは、テレビ的には文枝師匠がさんまを育てた。現にそうなんですけれど、三段跳びの前説で鍛えられて。認められて。あいつら売り出そうとなって。『本当は仁鶴師匠のおかげ』と伝えたら『覚えてくれていたか』とおっしゃったときに…。そう思っていただいたと思うと、すごいうれしかったのを覚えています」と語っていた。

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2021-08-21 14:27:00Z
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