長谷川博己(45)と綾瀬はるか(37)が共演する映画「はい、泳げません」(渡辺謙作監督、6月10日公開)の公開直前イベントが25日、都内で行われた。

長谷川演じる、泳げない堅物男と、綾瀬演じる風変わりな女性水泳コーチの交流をユーモアたっぷりに描いた作品。ノンフィクション作家高橋秀実氏による同名エッセーを映画化した。

2人は13年のNHK大河ドラマ「八重の桜」で夫婦役を演じて以来の共演。綾瀬は「もう9年ですか。仲良くさせてもらっているので…。台本を読ませてもらって、主人公は長谷川さんにぴったりだったので、一緒に楽しくやらせてもらいました。1点に思考がぶつかっていったり、こだわったりするこころがピッタリで、それを周囲が支えていました」。

渡辺監督によると、休憩時間も2人はいすを並べて話していたという。綾瀬は「そんなたいした話は。お昼は何をたべるかとかそんな感じです」。

撮影について綾瀬は「撮影の9割がプールの中でした。監督もスタッフもみんな水着で部活みたいな感じで、部活の延長みたいで楽しかった。水泳は学生時代からやってなかったので、コーチに1カ月ほど週に2回クロールを習いました」と振り返った。それでも、監督から最後に、4種目を撮りたいと言われ、撮影後に、バタフライなどもコーチから教わったという。最終的にはそのシーンは使われなかったが、渡辺監督は「メーキングには使われています」。

タイトルの「はい、泳げません」にちなみ、2人はそれぞれのできないことを発表。綾瀬は、カマキリに「触れません」とフリップに書いた。「子どものころから触れないんです」。長谷川から「水に慣れるのと同じで、水に飛び込むように、思い切って触ってみれば」とアドバイスをもらった綾瀬は「そうですね。役にでもあれば」と答えた。

最後に作品について、綾瀬は「これまで見たことのない作品だと思います。あとから、じわっーと思い出すような映画です」とPRした。