将棋の藤井聡太王位(21)=竜王・名人・王座・棋王・王将・棋聖、愛知県瀬戸市=に渡辺明九段(40)が挑戦する伊藤園お~いお茶杯第65期王位戦7番勝負(中日新聞社など主催)の第1局が7日午前9時、名古屋市東区の日本庭園「徳川園」で再開し、指し継がれた。後手番の渡辺九段が80手目を指した午後3時44分、同一局面が連続して手詰まりになる「千日手」が成立、指し直しとなった。
指し直し局は同4時14分、渡辺の先手番で始まり、同9時13分、藤井が136手で勝利。5連覇と永世王位の資格獲得へ好スタートを切った。
千日手 勝負が手詰まりとなり、同じ局面が王手以外の手で4回現れた場合は無勝負とし、先手と後手を入れ替えて初手から指し直す。将棋は主導権を握りやすい先手番が有利とされ、後手番の棋士が千日手を目指すことが多い。
「懐かしい」「戻って来た」対局室でのおやつ再開
対局中のおやつは、新型コロナウイルスの流行以降、別室で食べるスタイルが定着していた。しかし、本局では渡辺明九段が、以前のように対局室で豪快におやつを頰張り、観戦中のファンを楽しませた。
渡辺九段は対局前、「別室で食べるのは不便。コロナ対応が終わっているならば戻してほしい」と”正常化”を要望。6日午前のおやつで「季節のフルーツ餅」を食べる様子がライブ配信されると、交流サイト(SNS)で「懐かしい」「日常が戻ってきた」など好意的な感想が飛び交った。
一方の藤井聡太王位は「タイトル戦に出始めたころから控室でいただいていたので」と、慣れ親しんだ別室形式を選択。6日に「へそくり餅」と「こぐまくんケーキ」、7日に「葵フルーツバターサンド」を味わった。
本局は名古屋商工会議所が、対局者に提供する「勝負おやつ」を公募。候補になった8品のどれを選ぶかも話題になっていた。
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2024-07-07 14:40:18Z
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