難解な中盤戦、封じ手を前に豊島竜王が長考…竜王戦第１局の初日終了 - 読売新聞

　豊島将之竜王（３１）の竜王戦３連覇か、藤井聡太三冠（１９）の最年少四冠か。将棋界の最高棋戦である第３４期竜王戦七番勝負第１局が８日、東京都渋谷区のセルリアンタワー能楽堂で始まり、難解な中盤戦で封じ手を迎えた。

　対局は先手番の藤井三冠が得意とする相掛かりの戦型となり、豊島竜王が受けて立った。豊島竜王が序盤で△７三桂と研究手順を披露し、藤井三冠は▲７七金と形にとらわれない駒組みで対抗した。封じ手を前にした難しい局面で豊島竜王が長考。２日目の想定手順を読んでいる様子だった。

　午後６時に豊島竜王が封じ手を立会人の中村修九段に渡し、初日を終えた。解説の松尾歩八段は「藤井三冠は力強い駒組みで、豊島竜王は着々と陣形を整備しています。一手一手が難しく、再開後も時間を使う展開になりそうです」と話した。

【１日目手順】▲藤井△豊島

▲２六歩△８四歩▲２五歩

△８五歩▲７八金△３二金

▲３八銀△７二銀▲９六歩

△５二玉▲６八玉△１四歩

▲７六歩△８六歩▲同　歩

△同　飛▲３六歩△７四歩

▲２四歩△同　歩▲同　飛

△７三桂▲７四飛△６二金

▲８七歩△８一飛▲２四飛

△２三歩▲２五飛△８六歩

▲同　歩△同　飛▲７七金

△８四飛▲８六歩△３四歩

▲４六歩△３五歩▲同　飛

△２四飛▲２七歩△５四飛

▲６六金△封じ手

持ち時間

各８時間△４・０８分▲３・２５分４４手

Adblock test (Why?)

https://news.google.com/__i/rss/rd/articles/CBMiPmh0dHBzOi8vd3d3LnlvbWl1cmkuY28uanAvaWdvc2hvdWdpL3J5dW9oLzIwMjExMDA4LU9ZVDFUNTAyNDQv0gFCaHR0cHM6Ly93d3cueW9taXVyaS5jby5qcC9pZ29zaG91Z2kvcnl1b2gvMjAyMTEwMDgtT1lUMVQ1MDI0NC9hbXAv?oc=5

2021-10-08 10:17:00Z
52783699709119

Bagikan Berita Ini