乃木坂46の32枚目シングル(タイトル未定、3月22日発売予定)の選抜メンバーとフォーメーションが、19日深夜放送のテレビ東京系「乃木坂工事中」(日曜深夜0時)で発表された。3期生の久保史緒里(21)と山下美月(23)がダブルセンターを務めることが決まった。

乃木坂46のシングルでダブルセンターが採用されるのは、17年10月発売の19枚目シングル「いつかできるから今日できる」以来約5年半ぶり、通算4作目となる。久保は初センター。山下は21年1月発売の26枚目シングル「僕は僕を好きになる」以来約2年ぶり2度目のセンターとなった。

久保は「信じられない気持ちが大きいです。目指してきた場所ではあったんですけど、それが正解なのかもわからなかったですし」と涙しながらコメント。「6年間ずっと山下に追いつかなきゃっていう気持ちで活動していた部分もあったので。自分にとっては初めてのセンターなので、それが山下とっていうのはすごくうれしいなって思います」と話した。

その上で「また新しい乃木坂46だけど、『これも乃木坂46だな』って思ってもらえるようなシングルにしていけるように、後悔のないように頑張りたいなって思います」と意気込んだ。

山下は「1期生がいなくなって最初のシングルなので、今まで先輩方がしてくださっていたみたいに、私たちが前に立って飛んでくる矢を受け止めながら、乃木坂46をちゃんと背負っていくシングルにしなきゃなっていう気持ちはすごく強くて」と説明。「前回(のセンター)は自分のことでいっぱいいっぱいになっちゃったので、今回はちゃんと自分のことも頑張りつつ全体をちゃんと見て、新しい乃木坂46をいい形に、私と久保で作っていきたいなという気持ちでいます」と誓い、涙をぬぐった。

2人は16年9月、乃木坂46の3期生オーディションに合格。近年は選抜に定着し、どちらもグループの中心メンバー。ファンから「くぼした」コンビとも呼ばれる。女優業など個々でも活躍の場を広げ、山下は放送中のNHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」でヒロインの親友役を好演。久保もNHK大河「どうする家康」に出演を決めている。

乃木坂46では昨年末に1期生のエース齋藤飛鳥(24)が卒業。最後の1期生となったキャプテン秋元真夏(29)も今月26日に卒業予定で、最後の2期生鈴木絢音(23)も3月28日をもって卒業すると発表されている。32枚目シングルは、1、2期生がいない初めての選抜メンバー。昨年2月に加入した5期生が5人、初選抜入りを果たした。