「年齢差は縮まりませんし」…大人の対応見せる中年の星・木村王位と藤井棋聖の王位戦 第三局は5日夜決着へ（東海テレビ） - Yahoo!ニュース

東海テレビ

　将棋の藤井聡太棋聖が2つ目のタイトル「王位」に挑戦しています。相手は「将棋界の苦労人」「中年の星」と呼ばれる木村一基王位。朗らかな笑顔のウラで心温まるエピソードがありました。 　濃紺の着物に緑の羽織。藤井聡太棋聖、18才。5日午前9時、木村王位が前日に紙に書いた封じ手が明かされ、対局が再開しました。 立会人: 「封じ手は2三歩です」 　将棋の8大タイトルで藤井棋聖が挑むのは「王位」のタイトル。王位戦は七番勝負、二連勝で迎えた第三局は勝てば、史上最年少の二冠獲得に王手です。 　相手は木村一基王位、47才。去年、史上最年長でタイトルを獲った、人呼んで「中年の星」。プロになったのは24才。タイトルに挑戦したのは通算7回。プロ入りから22年、去年、悲願の「王位」を獲得。46歳3か月で初のタイトル獲得は、史上最年長の記録です。 　そんな木村王位の別名は「千駄ヶ谷の受け師」。「守り」が得意で相手の攻め駒を奪います。 藤井棋聖と年の差は29才。7月に愛知県豊橋市で開かれた会見では、朗らかな中年の微笑みで…。 木村王位（7月の王位戦第一局時）: 「意識しても年齢差も縮まりませんし、余計なことを考えずに技術面のことばかり考えて臨むようにしたいと考えています」 第一局の会場はホテルのチャペルを改装。これについては…。 木村王位（7月の王位戦第一局時）: 「チャペルで指すことになったわけですけど、別に私と藤井さんが結婚するわけではなく将棋を指すので、将棋のほうを一生懸命頑張りたいと思います」 　北海道での第二局。1日目の終わりの封じ手では…。 Abemaの解説: 「いつも2通ですよね。3つ見えるね。こんなことあるんですか」 　通常2通の封じ手がこの日はなぜか3通に。実は、木村王位の提案で1通多い封じ手をオークションに出し、収益を九州など豪雨の被災地へ寄付する計画で、今回も1通多く作られました。 木村王位（8月3日）: 「将棋というものがなかなか助けになるようなことが少ないということと、何かできないものかと考えた中で思いついたものであります」 　そんな木村王位の将棋メシは「玉子とじそば膳」。木村王位の要望で、全体的に量は少な目です。藤井棋聖は神戸牛たっぷりの「肉うどん膳」でした。 　一方、藤井棋聖の地元、瀬戸市の喫茶店では、地元の星を応援するメニューが…。 店員: 「おまたせしました。応援ランチで～す」 4日と5日の2日間限定、「王位戦応援ランチ」。全体をたまごで覆い（王位）、その覆い（王位）を破ると、中には大きなカツです。「王位を破って勝つ!!」ゲンを担いだ勝利のメニューです。 注文した女性: 「破ったらカツが出てきました。『勝つ』ということですね」 別の女性: 「藤井君のために、勝ってもらうように」 地元の星が中年の星に勝つ、カツだけに気分もアゲアゲ!? 　対局は藤井棋聖がやや優勢。藤井棋聖が勝てば、史上最年少での二冠獲得に王手となります。対局は5日夜には決着する見通しです。

Let's block ads! (Why?)

https://news.google.com/__i/rss/rd/articles/CBMiSmh0dHBzOi8vbmV3cy55YWhvby5jby5qcC9hcnRpY2xlcy8zZjAxN2I5NzM0OTI2NzE4Y2EyYThmMWViMmE0ZjBiOGQwY2RmODNk0gEA?oc=5

2020-08-05 18:18:05Z
52782642522822

Bagikan Berita Ini