NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(日曜午後8時)。主演小栗旬(39)が、鎌倉時代に2代執権として権力を振るった北条義時を演じる。

伊豆の弱小豪族の次男として生まれた義時は、源頼朝と姉・政子の結婚により人生が一変。頼朝の最側近として政治の世界に足を踏み入れていく。頼朝の死後は13人の家臣団と内部抗争を繰り広げ、やがて最も若かった義時が権力を手に入れることになる。

野心とは無縁だった青年はいかにして陰謀渦巻く鎌倉幕府で生き残り、武士の頂点に上り詰めるのか。その生涯をドラマチックに描く。脚本を04年「新選組!」、16年「真田丸」を手がけた三谷幸喜氏、語りを長澤まさみが務める。

◆第30回「全成の確率」

源頼家(金子大地)に対して呪詛(じゅそ)を行った疑いにより、審議を受ける阿野全成(新納慎也)。比企能員(佐藤二朗)はその背後に北条家の暗躍があると確信し、対決姿勢をさらに強める。そのころ北条家では、夫・全成を巻き込まれて激怒した実衣(宮澤エマ)が父・時政(坂東彌十郎)を追及。名乗り出ようとする時政だが、りく(宮沢りえ)に止められる。義時(小栗旬)は北条家を守るために一案を講じ、畠山重忠(中川大志)の助力を得て…。