「先生がいればずっと生きていられる気がする」。しかし、萬木先生はある日突然、大学を辞め、一花の前から姿を消す。探しに探して、やっと会えた先生は「死ぬんだってさ、俺。くたばり損ないってやつだ」。奇しくも余命宣告をされた同じ境遇のふたり。ほかの人にはわからない痛みを分かち合い、お互いが生きる希望になれるのか。どんなに頑張ってもこの恋は死んでしまうのか。何気ない日常を、これまでよりもっと大事に思えるラブストーリーをつむいでいく。
京本演じる萬木は大学で穏やかな日々を送りながら哲学を教える講師。「単位ゆるゆるのユルギ」と授業は人気だが、聞いている生徒は少ない。唯一、真面目に授業を受ける一花と交流を深めるが、ある日余命宣告を受け大学を辞職する。
一方、藤原演じる一花は3年前に「余命2年」と宣告された女子大生。病気を感じさせない元気で明るい性格。大学入学初日に、親切にしてくれた男性が「ユルギ先生」と知り、授業を選択し距離を縮める。それは一花にとって萬木が「生きる喜びと力」と感じたからだった。
■キャスト・スタッフコメント
▼京本大我(SixTONES)萬木昭史役
久しぶりにいただいたドラマが主演ということに、まずびっくりしました。自分としては生徒役もそんなに演じてきたこともなかったので、いきなり先生役ということでちょっとハードルを感じます。でも今、27歳だからこそできる演技で挑みたいなと思います。
萬木は余命宣告を受けたことによって、より周りとの環境を遮断してしまうような、孤独を自ら選んでいこうとするキャラクターですが、僕自身、特別「ワー」って明るいタイプじゃなかったり「友達いっぱい作ろうぜ」っていうキャラクターでもないので、萬木の感じは等身大でいけるかなと思っています。
このお話はー見悲しそうに感じられると思いますが、一花という明るいキャラクターが側にいてくれるからこそ、萬木の気持ちもどんどん前に向いて、一緒に今を生きていこう、今を大事に生きていこうという間違いなくカ強い、明るいエネルギーがたくさん詰まっています。きっと見ていただける皆さんに活かというか、すごく大きなパワーを与えられるすてきな作品だと思っていますので、ぜひ見てください!!
▼藤原さくら・千田原一花
実は数年前にこの原作を読んでいて、友達と「すごく面白かったよね」という話をしていたので、最初に出演のお話をいただいたときは率直にびっくりしました。今まで演じたことがないような、前向きでとても明るいはつらつな役で、積極的に先生にアタックするようなところも、演じるのがすごく楽しみです。
余命宣告されたらきっと塞ぎこんじゃう人が多いと思うんですけど、ちょっと一花ちゃんは変わっていて、それでも毎日生きることを楽しんでいる女の子だなと思いました。病気とどう向き合うかということより、好きな人ができて、毎日が明るく、そのことが生きがいになっていく所に焦点をあてていきたいと思いました。
見てくださる視聴者の皆さんの身の回りの家族だったり、恋人だったり、友達との時間が、かけがえのないものに感じられる作品になるように、私たちも頑張って演じさせていただきたいと思います。ぜひご覧ください。
▼タダノなつ(原作)
ドラマ化の知らせを聞いたとき寝起きでしたので、まだ夢のような心地です!
連載を始める時、自分の死について深く考える機会があったのですが、世界のやさしさに対して死って怖すぎるということに思い当たりました。人生の終わりは理不尽で救いようのないものだと思いたくないー心で描いていたような記憶があります。
そんな『東の間の一花』にまた息を吹き込んでいただけること、主人公たちの新たな人生を見られることがうれしくて仕方がありません。
私にとって大切な物語になることを確信しています。楽しみです…!
▼大井章生プロデューサー
このドラマは、何気ない日常をこれまでよりもっと大事に思える、そんな物語だと思います。でも暗いお話ではなくて、明るくて前向きで。一花にとって萬木先生は余命を伸ばしてしまうぐらい生きる希望で。萬木もまたそんなー花に再会して生きる意味をみつけて…「人を好きになる」こんなにも人生を輝かせる。そう思わせてくれる2人の恋の物語に共感して、見ていただいた方の心に何かポッと灯るものがあれば、これ以上のことはありません!京本さんがどのように孤独な哲学講師・萬木を演じてくださるのか私も楽しみですし、藤原さんが今まで演じたことのない役どころの一花を演じる姿もワクワクです!ぜひご覧ください!
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2022-09-01 19:00:00Z
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