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小栗旬が主演!三谷幸喜、2022年大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で「最高視聴率更新したい」 - シネマトゥデイ

2022年の大河ドラマ脚本を担当する三谷幸喜
2022年の大河ドラマ脚本を担当する三谷幸喜

 2022年大河ドラマの制作・主演発表会見が8日にNHK局内で行われ、三谷幸喜が「新選組!」「真田丸」に次いで「鎌倉殿の13人」で脚本を務めることが明らかとなった。あわせて、小栗旬が主人公の北条義時を演じることが発表された。

三谷幸喜、ホワイトボードを使って「鎌倉殿の13人」を解説!【写真】

 「大変長らくお待たせいたしました。二度あることは三度ある。脚本の三谷幸喜です」とあいさつする三谷。本作は、華やかな源平合戦、その後の鎌倉幕府誕生を背景に、源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした男・二代執権・北条義時を主人公にした物語。野心とは無縁だった若者がいかにして武士の頂点に上り詰めたのか。そして、新都・鎌倉を舞台に繰り広げられるパワーゲームで義時はどんなカードを切っていくのか。「新しい大河を作りたい」と意気込む三谷が自信を持って贈る予測不能なエンターテインメントとなる。

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 タイトルにある「13人」とは、将軍・頼朝が亡くなったのち、2代目を継いだ頼家の暴走を止めるために集められた家臣のことで、三谷は「日本の歴史上、初めて合理性で政治が動いた瞬間で、僕好みの設定」と話すと、「このなかで一番若かった北条義時が、勢力争いのなか、最後まで残り、鎌倉幕府を引っ張っていく最高権力者になる。そこまでを描いていきたい」と説明した。

 また、「歴史に名を残した人よりも敗れ去った人にシンパシーを感じる」という三谷は、「敗者の話」だったという過去の2作品同様、歴史上は勝者である義時にも「犠牲にしたものも失ったものも多いし、すごい孤独な男だった気がするし、絶望のなかで死んでいったかもしれない」と考え、その生涯にドラマ性を見出したことも打ち明けた。

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ホワイトボードで説明する三谷幸喜

 そして、「このところ、いろんなことがあって『大河ドラマは元気がない』『終わるんじゃないか』と言われているけど、こんなにワクワクするドラマはないんだという信念を持っている」と力を込め、本作が61作目になることから、「ようやく60本で第一章が終わり、第二章の1本目という気持ちでやらせていただきたい」と意気込んだ。さらに、昨年の「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」が最低視聴率を更新したことから、「最低視聴率は更新しない」とぶっちゃけて笑いを誘いつつ、本作に自信をのぞかせる三谷は、「最高視聴率さえ更新したい」と声を張った。

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 小栗については、「わが家の歴史」(2010・フジテレビ系)で高倉健さんの青年時代を演じてもらった際、「(顔は)似ていないけど、映像を見た時に健さんにしか見れなかった。この人は気持ちから入る人で、心で演じたから高倉健に見えた」と回顧。その後も小栗の芝居を見るにつれ、「役を掴むのが上手で、芝居にウソがない方」と思ったそうで、「義時は、ただ強い、格好いい、優しいヒーローではなく、人間的なずるい部分もあり、酸いも甘いもかみ砕いた男なので、小栗さんにやっていただくのは楽しみです」と期待を寄せた。

 最後に、「どうしても言いたい」と切り出す三谷は、「僕は俳優さんも歴史上の人物も大好きで、そんな大好きな人たちを一番いい形で役に振っていきたい」と胸中を吐露すると、「オファーを受ける俳優さんたちに言いたいんですが、もし、ヤバいかな? 脛(すね)に傷を持っているかな? と思っている人は、ぜひ断ってください。みんな切に思っています。なんで引き受けるんだ…? と。ぜひ断ってください」と強く呼びかけ、会場の笑いをさらっていた。(編集部・梅山富美子)

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2020-01-08 09:44:00Z
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