半沢直樹新章スタート！「ソーシャルディスタンス意識が高い半沢」が面白過ぎる（現代ビジネス） - Yahoo!ニュース

　 大好評で終わった前編に続き、8月16日よりドラマ『半沢直樹』(TBS日曜劇場/夜9時～)の新章がスタートしました。『半沢直樹4　銀翼のイカロス』(池井戸潤)が原作となる本章は、どのように描かれていくのでしょうか。 【マンガ】そもそも半沢直樹はなぜ「出向」するハメになったのか…？ 　第5回の放送をライターの今井模子さんがレポート。第6回までのおさらいとしてお楽しみください！　※本記事は第5回のネタバレを含みますのでご注意ください

半沢、さっそく激怒

　早くも後半戦。まだその第一夜にもかかわらず、半沢がさっそく激怒してパワーワードを連発です！　前回に伊佐山部長(市川猿之助)らが退陣したことでいわゆる”顔芸”が減ってしまったのは寂しいですが、柄本明、江口のりこ、など今回から登場する濃ゆい役者陣が、負けじとたっぷり魅せてくれています。 　IT企業・スパイラルの案件にて電脳雑技手段の粉飾を突き止めた半沢直樹(堺雅人)は、東京中央銀行本店の営業第二部に復帰し、頭取から任された帝国航空の再建に着手。ちょいちょい銀行内での大和田取締役(香川照之)の動きが気になるところですが、今回の主たる敵は、国家権力。白いスーツの輝く国土交通省大臣の白井亜希子(江口のりこ)は、各銀行の一律7割の債権放棄を掲げ、弁護士・乃原正太(筒井道隆)などを率いて「帝国航空再生タスクフォース」を立ち上げます。 　アナウンサー上がりで経験も浅い白井亜希子を大臣にまで押し上げたのは、進政党の大物議員で、柄本明の演じる箕部啓治。アップになった時の柄本の三白眼には言いしれぬ迫力があり、71歳の百戦錬磨の演技に敵うものはいないなと感じさせられます。そんな箕部議員は今回、”土下座”までして白井を大臣に導いていたことが分かりました。一体、裏には何の目的が？　政治家ならではの欲望が渦巻いているに違いありません。

後編も曲者ぞろい…

　また、白井議員秘書・笠松茂樹を演じるのはアンジャッシュの児嶋一哉。前回の予告から、視聴者の”児島さん”への期待値が高すぎました！　白井の後ろに立ってこちらを睨みつけるだけのシーンでも、存在感はしっかり。いま放送中の『仮面ライダーゼロワン』(テレビ朝日系)でも企業の副社長役を演じていますが、それもあってかスーツ姿もますます板についている印象です。しかしながら、半沢にとっては敵の一味……気を許してはいけません。 　くわえて新たなキャラクターとして登場したのは、帝国航空のメインバンクである開発投資銀行の企業金融部第四部次長で、西田尚美の演じる谷川幸代。谷川は冷徹な仕事ぶりが有名で、鉄の女・サッチャーという異名もある人物だそう。 　女性キャラというと前半戦で南野陽子の演じた電脳雑技集団の副社長がいましたが、彼女の場合、ワガママも多くていわゆるビジネスマンとは異なる印象。一方で谷川は、役職もついている最強のキャリアウーマン。まだ敵か味方か分かりませんが、彼女の仕事ぶりにも注目したところです。 　さて、帝国航空の調査を始めて2週間が経っても、財務体質での問題が噴出するばかり。さらには半沢の作った帝国航空の再建案の一部が、なぜか帝国航空の社員たちに漏れていました。調査を進めると、リークしたのは帝国航空の財務担当役員、永田宏(山西惇)と判明。ここで半沢が永田を追い詰める屋上のシーンが、今回のハイライトとなります！　

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2020-08-16 22:04:40Z
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