俳優菅田将暉(27)が30日深夜、ニッポン放送「菅田将暉のオールナイトニッポン」(月曜深夜1時)で、新型コロナウイルスに感染し亡くなった志村けんさん(享年70)について「残念でなりません。スーパーヒーローとこれからものづくりをするという段階だった」と話した。2人は山田洋次監督の新作映画「キネマの神様」でダブル主演が決まっていたが、志村さんが治療のため出演を辞退した経緯がある。

菅田は「共演できることを楽しみにしていた。ちっちゃいころに見ていた志村さんと共演できると楽しみにしていた。(2人1役を演じるので)基本的には一緒のシーンはないんですが、ワンシーンだけ一緒にできるシーンがあった。その数日前に体調を崩された。心配になりつつ『元気に帰ってくるのをお待ちしてます』という感じだったんです」と説明した。

志村さんがいない現場で撮った集合写真では、皆で、志村さんの代表的なギャグ「アイーン」のポーズをしたという。写真を見てもらって元気になってほしいという現場一同の願いだった。

しかし、志村さんの回復はかなわず、菅田は「どう言っていいかわからない。これからだった。スーパーヒーローと、これからものづくりをするという段階だった。僕らはできることをするしかない。必ずすばらしい作品にしなきゃいけないという感じに現場はなっています」と、決意を語った。