新型コロナウイルスの感染を公表した、フリーアナウンサー赤江珠緒(45)が29日、パーソナリティーを務めるTBSラジオ「赤江珠緒たまむすび」(月~金曜午後1時)にメッセージを寄せた。その中で、発症11日目の26日に肺炎と診断され、入院したと明らかにした。

赤江は「15日に発症してから連日、37・5度くらいの熱が続いています、当初は味覚障害、多少の胸の痛み、せきはあったもののエックス線検査で肺炎の症状も見られず、血液検査のさほど悪い数字ではない軽症という診断。娘がいることもあり自宅療養を続けていました。寒さやだるさはあり、解熱剤でしのいでいました。解熱剤を飲むと幸い、平熱に戻るので、娘と平常生活を送るため解熱剤は欠かせない」と感染当初の症状を報告した。その上で「娘と2人で10日ほど家で過ごしましたが、医師の勧めで改めてのエックス線検査と血液検査を受けた結果、肺炎を起こしているということで、即、入院とのことで11日目から入院。今は入院して症状は落ち着いていますが、あのままにしていたらと思うと、少し怖いです」と説明した。

赤江は16日の同番組で、テレビ朝日系報道番組「報道ステーション」で総合演出を担当している夫の感染を公表した。また放送がない土曜日18日には、PCR検査の結果、陽性の結果が出たこと、15日から発症し自宅で療養中であることを、番組公式サイトを通じて公表。併せて、2歳の娘はPCR検査の結果、陰性だったことも明かしていた。夫が11日から発症したため、同日から家族そろって社会活動を一切止めており、13日から同番組への生出演も控えている。TBSラジオがある東京都港区赤坂のTBS放送センターにも、9日を最後に来社していないという。

また、夫は深刻な状態に一時陥ったものの、退院したことも報告。「夫は40度近い熱が続く状況で、早々に入院しておりました。肺炎が重症化し、一時は深刻な事態になりかけましたが、医療スタッフの皆さんのおかげで持ち直し、現在は回復に向かい退院できました」。娘については「相変わらず元気です。元気すぎ、病室で体力を持て余していましたが今は夫とともに自宅で過ごしています」という。

赤江は15日深夜に、A4の用紙5枚に及ぶ長文のメッセージを寄せた中で、新型コロナウイルスの症状に個人差があることなどを指摘し「全ての経験者が、自分はこうだったと正々堂々と発信し病の輪郭が確かになればいいなと願っています」とした。一方で「親が共倒れになった場合の子供の面倒は誰が見るの」と、自らも感染した場合の娘の養育に不安があると吐露。「40度近い熱の上がり下がりの中で、病気のことなど理解できない子供と同室で果たして療養できるのか? 情報もなく、まだ解決策も思い付いていません」とした。また18日に番組公式サイトが発表した文書でも「回復してラジオに復帰しましたら、私どもの体験をお話できたらと思っております」ともつづっていた。

赤江はメッセージの最後に「入院してから、改めて医療現場の皆様のありがたさを実感しています。医療従事者の皆様のおかげで、私も快方に向けて進んでおります。(中略)もう少し、油断せずに療養いたしますので、番組のこと、改めてよろしくお願いいたします」とつづった。

この日は16日の放送同様、同局の外山恵理アナ(44)がメッセージを代読。水曜パートナーの博多大吉も出演した。