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山里&若林『たりないふたり』解散ライブ前の総まとめ 立ち上げ人・安島隆が振り返る【Part.4『明日のたりないふたり』編】 - ORICON NEWS

 南海キャンディーズ山里亮太オードリー若林正恭による「たりないふたり」が、5月31日に東京・下北沢で行われる配信ライブ『明日のたりないふたり』をもって、解散する。2009年にお笑いライブ『潜在異色』で生まれ、2012年『たりないふたり』、14年『もっとたりないふたり』と日本テレビの深夜番組で漫才を披露してきた2人が、コンビ活動に終止符を打つことになるが、番組を立ち上げ、現在は編成部に所属する安島隆氏が、これまでの足跡を振り返る。最終回となる第4弾は、すでに2万枚近くチケットが売れているという、配信ライブ『明日のたりないふたり』への思いを紹介する。

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■最後の漫才という言葉の響きは「すごく不思議」 点が線となり、迎える“大団円”

 今回の『明日のたりないふたり』で、本当に最後だと思っています。最後の漫才なので、2人も悔いを残したくないという気持ちがあるんだろうと感じています。これで漫才をやらなくなると思うと、すごく不思議な気持ちですね。

 なんで『たりないふたり』が終わるんだろうといろいろ考えているのですが…最後にすることの根拠を聞かれると、僕も明確な答えはないのですが、これが最後だよなという感覚があります。今後2人が別の番組などで共演して、そこで漫才もやりましょうかみたいな流れができることもあるかもしれないですが、たりないふたり名義で漫才をやったり、ライブをやるということはないと思います。

 『さよならたりないふたり』での話と重複してしまいますが、周りから見れば、2人とも結婚をして、テレビ番組で大勢のゲストを仕切ったりもしていて、もはや“たりないじゃない”だろうという認識をされている方もいらっしゃると思います。「たりないふたりが“たりてしまった”」とのご指摘を受けるのですが、本当に2人が“たりてしまった”のか。なぜ解散するのかの答えが出るのかも含めて、ライブを見ていただけたらありがたいです。

 可能であれば、ぜひともこれまでのシリーズもhuluで見ていただきたいですね。たまたま『たりないふたり』というタイトルをつけてしまったがゆえに、その言葉が十字架のようにのしかかって、2人がすべてをさらけ出す場になってしまって。そんな番組でなかったら、今後も定期的に漫才もできたと思うのですが、『たりないふたり』というタイトル、ユニット名になったがゆえに「飲み会が地獄だ」とか、そういったところから始まって、漫才を毎週作って。2人が忙しくなってきたら即興漫才をやって…みたいな点が線になっていくのが『たりないふたり』の面白さだと思うので、最初から見ていただくことで、今回の解散という決断を理解していただけるのではないかと思います。

■カッコつけない“カッコよさ” ライブ前に贈る言葉「好きにやってほしい」

 山ちゃんは「自虐じゃない新しい武器を手に入れるんだ」と胸を打たれる誓いを吐露し、若林くんが第2章の始まりを高らかに宣言した、2019年の『さよならたりないふたり』があった上で、『たりないふたり2020』の秋では亀裂が訪れるっていう流れも、また人間っぽいですよね(笑)。それが演出じゃないっていうのも、みなさんにより共感してもらえる部分だなと感じてます。日常生活に置き換えてみても一つの気づきがあって「一歩前に進んだ」と思っても、次の日になると、なかなかそんなうまいことはいかないなと思うことばっかりで、2人がそういうことをまったく隠さず見せていることで、みなさんも勇気づけられる部分があるのかなと。2人ともカッコつけてないですからね。

 今回はコロナの影響もありまして、無観客でやらせていただくので、お客さんがいない状態で漫才をするのは相当難しいと思いますが、2人がどういう漫才をするのかは、今まで以上に想像つかないですね。2人も初めての経験なので、どんな漫才になっていくのか、誰も想像がつかない。『たりないふたり』の漫才は、その場で生まれてくることも多いので、その瞬間になってみないと、僕たちスタッフはもちろん2人自身も、自分がどういう風に動くかわからないところもいっぱいあるでしょうから。万が一、世紀の大凡戦になってしまったら、本当にすみません(笑)。
 
 『たりないふたり』は終わるのですが、山ちゃんと若林くん、そしてライブを見てくださるみなさんには明日があるので、たりないふたりの先のことを感じられるような終わり方にしたいなという気持ちでタイトルをつけました。過去の総決算というよりは、その先につながるものになればという思いを込めて。終わった後に皆さんにそんなことを感じていただけたら、うれしいですね。ちなみに、タイトルをつける権限は、毎回なぜか僕にあるのですが、2人が今回のタイトルにどんな感情を持っているかはわからないです(笑)。こういうタイトルにしますと伝えたら「了解ですー」「“あした”と“あす”どっちですか」という読み方の確認くらいでした(笑)。だから、何かを感じていて、あえてそういう反応なのか、タイトルに関して本当に何も考えていないのか、わからないです。

 ライブを前に、2人に伝えたいことですか…。好きにやってほしいということに尽きますね。言葉にすると安っぽいんですけど、本当に信頼しているので、何をやってほしいというお願いがなくて。だから、5月31日で本当に最後です。残念ながらお客さんは会場に入れられないけど、きっとたくさんの方がどこかで見守ってくれている。2人きりで心ゆくまで打ち合える舞台はご用意したので、あとはお好きにやってくださいと。この12年、僕らが用意した舞台を、いつもはるかに凌駕(りょうが)することをやってきてくれた2人ですので。2009年の初舞台でも、「たりなさ」なんてネガティブなテーマをとんでもなく面白くしてくれた。2012年のテレビシリーズでは毎週新作の漫才を作るという無茶な企画を形にして、すばらしい漫才を13本も作ってくれた。『さよならたりないふたり』では、100分の即興漫才で「さよなら」へのアンサーを見事に返してくれた。そんな風に、今回もきっとやってくれるだろうなと楽しみにしています。こういう言い方をすると無責任で偉そうに聞こえてしまいますが…。

 現場では見られないですが、みなさんが画面越しに笑ってくれると思うだけで、より舞台が整って、2人のパフォーマンスも上がると思いますので、とにかく大勢の方に見ていただきたいですね。きっとそれを裏切ることはないと…思うんですけど、実際に漫才をやるのは2人なので、僕が勝手にハードルだけ上げてしまうのは2人に申し訳ないのですが、ハードルを上げさせていただきました(笑)。

◇これまでの『たりないふたり』シリーズはHuluにて配信中。

■『明日のたりないふたり』
公式ホームページ:https://www.ntv.co.jp/tarinai/
配信日時:5月31日 午後6時30分
チケット:一般視聴チケット 3000円(GOTOイベント適用 2400円)

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2021-05-31 03:00:51Z
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