「離婚しない男―サレ夫と悪嫁の騙し愛―」 テレビ朝日 土曜午後11時30分
会社員の岡谷渉(伊藤淳史)が、妻の綾香と不倫相手の司馬マサト(小池徹平)の関係に気付かないふりをしながら、7歳の娘の親権を獲得して離婚するために奮闘する姿を描く「リコン・ブラックコメディー」。綾香役の出演依頼が来たときは「プレッシャーでしたし、不安でした」と弱腰だった。だが、本作は放送作家・脚本業から引退を発表している鈴木おさむ氏の地上波連ドラ最後の脚本作。綾香役は鈴木氏の希望だと知り、「うれしくて、期待に応えたいと思いました。今の自分にできることがきっとある。挑戦したいという気持ちが強くなりました」と心境の変化を口にする。
渉は仕事を在宅ワークに切り替え、家事や育児にいそしむ。全ては「父親の親権獲得率が1割」という困難を乗り越えるためだ。「視聴者の皆さんは渉に同情し、応援するのが当然」とした上で、「綾香は長くワンオペ育児をしてきたのだと思います。社会から取り残された気持ちになって孤独感、寂しさが根本にあるんじゃないかなとも思いました」と綾香に寄り添う姿勢だ。
渉は綾香とマサトの情事を盗撮するなど、不倫の証拠の収集に奔走。そのさまは滑稽であり、切なくもある。
「一番の見どころは何といっても渉の奮闘ぶり。綾香にもマサトにも今に至るまでの背景があり、それが明らかになると、さらに面白くなる。だから、ドラマの前半と後半が、違うテイストになるんじゃないかなと思います」と語り、興味をそそる。
本作は1年半ぶりの連ドラレギュラー出演。芝居に変化が生まれたという。
「綾香の気持ちを自分のものにした感覚があって腑に落ちる。例えば綾香が渉に自分の思いをぶつけるとき。そこで生まれる空気感が新鮮です」と楽しそう。
もうすぐ38歳。理想の40代を問うと「自分らしく生きる」と即答し、「これまでは多くの人が抱く価値観に自分の価値観を合わせていた」と振り返る。だが、「ここ1~2年、殻を破って本当の自分と向き合い、いろんなものをそぎ落としてシンプルに。そうしたら生きやすくなりました。今は正直な自分が心地よくて好き。自分自身が恋人のような感覚になっています」と明かす。
私生活では3歳の女児の母親でもある。娘の寝顔に心が和むという。
「娘がいるから頑張れる。困難なこともあるけれど、それを乗り越えた先で、また新しい自分を発見する。そういう背中を娘に見せたいなと思っています」
柔和な笑顔が印象的。その表情に彼女の充実した日々がうかがえる。
篠田麻里子
しのだ・まりこ 昭和61年、福岡県出身。女性アイドルグループ、AKB48の元メンバー。平成21年、俳優デビュー。ドラマ「ミストレス~女たちの秘密~」(NHK)、「クロステイル~探偵教室~」(フジテレビ)などに出演。
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2024-02-10 14:30:00Z
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