メッセンジャーあいはらが坂田利夫さん追悼「〝衰え〟みたいなものは肌で感じてた」 - 東スポWEB

　お笑いコンビ「メッセンジャー」あいはらが３１日、ＭＢＳラジオ「こんちわパラちゃん年の瀬ですょ！」に出演。老衰のため亡くなった坂田利夫さん（享年８２）を追悼した。

　あいはらは「本当にかわいがっていただきました、坂田師匠が８２歳ですか、亡くなられて。なんか複雑な思い、悲しいのは悲しいんですけど、同じ劇場に出ておりましたから、ちょっと〝衰え〟みたいなものは肌で感じるところもあった」と素直な気持ちを吐露。

　続けて「人間ちゅうのは永遠に生き続ける事はできないので、いつか終わりが来ることも知ってるし、ほんまの話は『あんまり苦しまないで』というところがよかったのかな」と胸中を語った。

　坂田さんにはかわいがってもらったそうで、「二人でご飯食べる機会が割とあったんですよ。僕のことは何か坂田師匠におけるコンビのポジションとよく似たようなポジションだというところで、気持ちとか話が割と共通したところがあったんです。コンビっていうのはお互い経験して、同じ大変さや楽しさを共有してましたから、話は合いましたね。強烈な個性がある相方を持ってるコンビとなると、そういう話題は合った」と振り返った。

　その食事の席でも思い出があるそうで「ビックリしたのはね、１軒目飲んで２軒目、２００メーター先の店に行くんですよ。『師匠行きましょうか』言うたら『タクシー』って言って、２００メーター先もタクシー乗られるんです。本当に歩かないんですよ。俺も逆に師匠に悪いけど『タクシーの運転手さんに気使うな…』と思うんですけど」と苦笑い。

　さらに坂田さんのパーソナリティーについて「二枚目やったですよね。坂田師匠を坂田師匠のように扱う素人の人には一番怒りましたからね。テレビの印象通りに近づいて行って、テレビ通りに話しかけると、キレられますから（笑い）」「さみしがりで怖がりで、電気もつけっぱなしで寝はるんですよね。で、テレビもつけっぱなし。『怖い』って言うて。（坂田さんが飼ってた）でっかいイグアナがカサカサ言うほうがよっぽど怖いんちゃうか？と思って」と面白エピソードを添えて回想した。

　その上で「僕らが子供のころから見てた憧れの師匠の方々が、そりゃ年の順番ずつに亡くなられて行くわけですけど、素直にさみしいね」と悼んでいた。

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2023-12-31 09:48:00Z
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