俳優の市原隼人(37)が22日、東京・足立区内の中学校で行われた、映画「おいしい給食 Road to イカメシ」(綾部真弥監督、5月24日全国公開)のイベントに出席し、給食の時間にサプライズ登場した。
市原は歓迎の歓声を浴びながら、はりきった様子で教室に登場。自ら生徒たちに「手を洗おう!」と呼びかけるなど積極的にコミュニケーションを取った。さらには「みんなで写真撮ろう!」と生徒を集めて即席写真タイム。おかわりじゃんけんにも参戦するなど、瞬く間に教室になじんだ。生徒たちには「部活は何に入ってるの?」などと話しかけるも、給食タイムは短めの約25分間。「時間が足りない! もっと話したかったな」と名残惜しむほど、交流を楽しんだ。
この日の給食は、魚のフライや炊き込みご飯というメニュー。市原自身、給食を食べるのは小学校卒業以来で「25、6年ぶり」。足立区の給食は、高い評価を受けてるだけに「本当においしい」と舌鼓。近藤やよい足立区長との歓談では「みなさんがうらやましい。地元の川崎も好きですが、ぼくも足立区に住みたかったというくらい」とありったけの思いを伝えた。「食を通して、人と人をつなぐ架け橋になるような時間を過ごすことができた」と感謝した。
給食を終えると、綾部監督、岩淵規プロデューサーとともに体育館に移動。生徒を代表し、生徒会からの質疑応答に応じた。好きだった給食メニューを問われると「きな粉パンです。最高に大好きで、配膳当番に『もっときな粉まぶして』と言ったりしていた。口に付いたきな粉をペロってするのも好きでした」と学生時代を振り返った。映画を通じて感じた「給食」という存在について「世代を超えて同じものが出てくる。みなさんや、おじいちゃんおばあちゃんとも話すこともできる。この映画が家族と話すきっかけになったりしたという声も聞きました。この作品も人と人をつないでくれたら」と願った。
生徒たちには「皆さんには何にでもなれる可能性があるということを忘れないでください。最初はできなくて当たり前。諦めないでずっと続けた人間がその夢を勝ち取るんです。365日24時間、その可能性の分岐点に立たされている、ということを忘れないで欲しいです」と投げかけた。
同映画は1980年代を舞台に、給食命の中学教師と給食マニアの生徒との「おいしい給食」を巡る熱き闘いを描く物語。ドラマ版は3シリーズ、劇場映画2本と根強い支持を持つ人気シリーズ。
綾部監督、岩淵規プロデューサー、近藤やよい足立区長も出席。
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2024-04-22 06:09:00Z
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