お笑いコンビ、アンジャッシュの渡部建(51)が21日、TOKYO MX「5時に夢中!」に生出演。活動再開後、初の地上波生番組への出演となった。

番組冒頭、MCの垣花正から名前を紹介される前に立ち上がり、その後頭を下げるも一瞬空気が泊まり、その後スタジオが沸いた。「とりあえずオープニングから元気出そうと立ち上がろうと思ったんですけど、すいません、変なことになって。何か、どうしていいか分からないし、下(会社外)も週刊誌いっぱい来てるし」と切り出し「取りあえず一生懸命頑張りますんで。何とぞ、お手柔らかに」と意気込んだ。

地上波生放送については「生放送は本当に久しぶり。4年ぶりぐらい。4年もたちました、長かったような短かった」と言いつつも自ら「全然長かったです。全然フワフワしちゃって」とツッコミを入れた。金曜レギュラーの中尾ミエからは「この番組はみそぎの番組」とフォローされた。

渡部は同番組への出演は初。毎週金曜はゲストデーで、元ニッポン放送アナウンサーの垣花正とミッツ・マングローブがMCを務め、中尾ミエがレギュラー出演している。

X(旧ツイッター)ではこの日、生放送前に意気込みを記していた。番組公式Xが渡部登場のあおり動画をアップ。それを引用した渡部は「なんですかこれ?笑 ただただ怖いですが、頑張ります」とつづった。

渡部は20年6月に複数女性との不倫を週刊誌に報じられて活動自粛。22年2月に約1年8カ月ぶりの活動再開を発表した。

ABEMAのバラエティー番組「チャンスの時間」には出演済み。昨年12月29日放送のフジテレビ系「全力!脱力タイムズ」(金曜午後11時)には覆面姿でサプライズ出演。地上波の全国放送は約3年半ぶりの復帰となった。

渡部は番組で、覆面コンビ「THEコンプライアンス」として登場したTKO木下隆行(52)木本武宏(53)とともにネタを披露。パワハラや投資トラブルなどの自虐ネタに「ちょっとした軽はずみがとんでもないことになるんだぞ!」などとキレのあるツッコミでスタジオを沸かせていた。渡部は「お笑いを昔やっていたスタッフ」という設定で、ネタ終了後もマスクを取ることはなかった。番組終了間際には「皆さん本当にありがとうございました」と深く頭を下げた。