志村けんさん追悼番組、全国で4000万人が視聴 - 毎日新聞 - 毎日新聞

志村けんさん＝東京都千代田区で2010年4月27日午後、尾籠章裕撮影

　新型コロナウイルスによる肺炎のため、3月29日に死去したコメディアンの志村けんさんをしのび、1日に放送されたフジテレビ系「志村けんさん追悼特別番組　46年間笑いをありがとう」（午後7時）の平均世帯視聴率が関東地区で21・9％の高視聴率だったことが分かった。個人視聴率は関東で14・8％。全国で推計4072・6万人が番組を見て、希代のコメディアンの在りし日の姿に笑い、泣いていた。（数字はいずれもビデオリサーチ調べ）

　3月30日から、全国的に新しい視聴率調査が始まり、従来の世帯視聴率に加え、個人単位でどの程度見たかを示す個人視聴率なども調べている。全国的に見た人数の推計値もわかるようになった。

　フジテレビによると、番組を1分以上視聴した実質的な人数を示す全国の「到達人数」は4072・6万人、番組の放送時間（120分間）の毎分平均でどれくらいの人が視聴していたかを示す全国の「平均視聴人数」は1885・2万人だった。フジ系の27局が調査対象で、平均視聴人数、到達人数はともに推計値。志村さんがいかに多くの国民に愛されていたかが数字に表れた形だ。

　番組は、フジ系で長く放送された「ドリフ大爆笑」「志村けんのバカ殿様」「志村けんのだいじょうぶだぁ」などの番組から、名作コントを放送。関東の瞬間最高世帯視聴率は、番組終盤の午後8時48分の27・3％。志村さんと女優、いしのようこさんのコントが流れている場面だった。

　世帯視聴率は関西地区で23・2％▽名古屋地区で25・9％▽北部九州地区で28・5％▽札幌地区で27・1％だった。【佐々本浩材】

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2020-04-02 07:03:56Z
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